大人になっても歯科検診を受けていますか?
近年、予防歯科への関心が高まり、歯が痛くなる前に歯科医院へ通う方も増えてきましたが、依然として歯科検診を受けていない方が多いのが現状です。学生の皆さんは定期的に歯科検診を受ける機会があるかもしれませんが、特に働き盛りの20代~40代は、仕事や家事などで忙しく、歯や歯ぐきのケアが後回しになりがちです。
歯周病は、糖尿病や高血圧症などの生活習慣病と同様、初期段階では自覚症状がほとんどありません。気づかないうちに進行してしまうことが多いため、忙しさを理由に健診を後回しにすると、気づいた時にはすでに症状が進行していることがあります。
歯周病は歯を失う原因の第1位であり、健康な歯と歯ぐきを維持するためには、毎日のセルフケアと定期的な歯科検診が不可欠です。もちろん、歯を失ってからでもインプラントや入れ歯といった治療は可能ですが、一生自分の歯で過ごすことが理想的だと思います。
「痛くないから大丈夫」「まだ若いから大丈夫」と過信せず、健康な歯を守るためにも、1年に1度は歯科検診を受けることをおすすめします。